昨日は途中からの中継観戦になってしまったので、今回はショートバージョンでお送りします。
試合感想と結果の考察のみをお送りします。
第一戦~第三戦の記事はコチラ⇩
山本由伸攻略もマクガフがぶち壊す 日本シリーズ観戦記2021 オリックス×ヤクルト第一戦
ヤクルト清水粘投と気になるオリックスの継投 日本シリーズ観戦記2021 オリックス×ヤクルト第二戦
外国人打者の長打とオリックス打線の不安 日本シリーズ観戦記2021 オリックス×ヤクルト第三戦
詳しい試合結果⇩
スポーツナビ オリックス×ヤクルト
https://baseball.yahoo.co.jp/npb/game/2021000978/top
最終スコア
ヤクルト 2-1 オリックス
勝 石川
敗 増井
試合感想
ヤクルトが継投も絡めた投手戦を制し、王手をかけた。
息詰まる投手戦だったが、次の回の継投をどうしていくのか気になる展開となり、ワクワクしながら観戦することができた。
最終的にはヤクルト打線がほんの一枚だけ上回ったという印象を受けた。
試合結果と考察
サンタナの先制HR
序盤は投手戦だが、サンタナのHRで均衡が破れる。
昨日の試合の記事でも書いたが、日本シリーズでの外国人の長打は試合を動かす。
サンタナは2本しかヒットを打っていないが、どちらもHR。
HRの脅威がある外国人をスタメンに置くと、均衡した試合を打開するのに有効である。
この事例はヤクルト黄金時代の日本シリーズにもいくつか見られており、
1995年ヤクルト×オリックスの日本シリーズ第三戦では、ミューレンが9回裏に同点HR。
1997年ヤクルト×西武の日本シリーズ第一戦では、テータムが8回表に先制決勝HR。
このように外国人打者の長打が日本シリーズの勝敗を左右する場合があり、下位打線であろうと侮れない存在になる。
今回のシリーズでもヤクルトは、外国人打者の長打で日本シリーズを優位に進めている。
石川の投球
石川は今日の試合で日本シリーズ初勝利。
緩急とコントロールでオリックス打線を翻弄した。
レギュラーシーズンでも序盤に攻略できないと、石川の術中にはまり、中盤までランナーすらまともに出せない、というケースがみられた。
オリックスもそのパターンにハマってしまった。
2戦目でオリックス宮城が緩急とコントロールでヤクルト打線を5回までパーフェクトに抑え込んだが、今回は逆にヤクルト石川に同じような投球をされてしまった。
しかし6回表にやや疲れが見え、少し浮いたボールを捉えた福田と宗の1・2番コンビは流石だった。
次戦以降怖いのが、この石川の投球に打撃の調子を狂わされる場合があること。
特に第5戦は速球とフォークを使う高梨の先発が予想されるため、石川との投球スタイルの違いにオリックス打線は苦しむかもしれない。
ヤクルト打線とオリックス打線の差
点差では1点しか開いていないが、ヤクルトとオリックスの打線の差は大きい。
これはやはり野手層の差があるように感じる。
3,4番が機能しなくても下位打線でカバーできるヤクルトと、
上位1~4番が機能しないと点に繋がりにくいオリックスの差は大きい。
特に7回裏の攻撃はヤクルト打線の強みが光るイニングとなった。
2アウトからサンタナが四球で出塁すると、続く中村がライトへヒット。
ここでピッチャー比嘉に交代するが、オスナは強引にならず変化球をセンターへ運んだ。
サンタナの強打へ警戒、中村の巧打、オスナのチームバッティング。
これらのコンビネーションがうまく決まった決勝点となった。
オリックスはこの試合チャンスらしいチャンスを作ることができなかった。
ランナーは出ても一塁どまり、杉本はノーヒットに抑え込まれた。
下位打線の厚みのないオリックスは、上位打線が機能しないと得点が難しい。
今日ようやくT-岡田をスタメンで起用し、ヒット一本を放ったが、スタメン起用が遅に逸した感が否めない。
代打のジョーンズもヤクルトバッテリーに攻略法を発見されてしまったように感じる。
今後ジョーンズは機能しない可能性が高いと感じている。
とにかく明日以降は上位打線が機能してくれることに期待するしかないだろう。
スタメンは昨日の第四戦の打線から動かさない方が良い。T-岡田の打棒に賭けるのがベストだと考える。
オリックスが盛り返すために
ヤクルトが王手をかけ、精神的に有利に立った。
オリックス反撃のためには上位打線、特にクリーンアップの奮起が必要となる。
オリックスはかなり苦しいが、次の第5戦を乗り切れれば再び山本由伸にバトンを繋ぐことができる。
上位打線で早めに先制し、オリックスペースの試合運びを進めたい。
石川よりは高梨の方が長打が打てる隙はある。(ただし原が先発だと……)
ちょっと精神的に厳しくなってきましたが、なんとか今日も記事を更新することができました。
観るのはいいんですが、毎試合更新するのは辛いものがあります。
本音を言うと早く決着がついて欲しい…(苦笑)
それではみなさん、良き野球ライフを!