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ヤクルト清水粘投と気になるオリックスの継投 日本シリーズ観戦記2021 オリックス×ヤクルト第二戦

 

引き続き第二戦も観戦できたので、

オリックス対ヤクルト、2021日本シリーズ第二戦の観戦記をお届けします。

 

第一戦の記事はコチラ↓

日本シリーズ観戦記2021 オリックス×ヤクルト第一戦

 

詳しい試合内容結果はこちら⇩

スポーツナビ オリックス×ヤクルト

最終スコア オリックス 0-2 ヤクルト

https://baseball.yahoo.co.jp/npb/game/2021000976/top

1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 1 1 2 6 0
オリックス 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 1

 

試合感想と考察

序盤はなんともしょっぱい試合で、

昨日以上の投手戦が長く繰り広げられた。

忍耐強さが求められる試合となった。

 

序盤~5回まで

オリックス宮城は完璧な立ち上がり、

得意の緩急とコントロールで、ヤクルト打線を翻弄した。

1か月以上空いたブランクを感じさせない投球で、

5回までヤクルト打線をパーフェクトに抑え込んだ。

 

対照的にヤクルト先発の高橋は、

毎回ランナーを背負う苦しいピッチング。

特に序盤は変化球のカーブが決まらず、

ストレートとチェンジアップによる組み立てを余儀なくされた。

しかし、その2球種を効果的に使用し、粘りのピッチングで

オリックス打線に得点を許さなかった。

中盤6回~7回

 

宮城6回に西浦、坂口に連打を許したが、

いまだコントロールは健在で、

塩見、青木に低めにボールを集めて打ち取る。

 

高橋は終盤になると、カーブが上手く決まりだし、

ストレートも球威が衰えず、自分のペースを取り戻す。

6回以降のオリックスは高橋のピッチングに

押され気味となり、ストレートに差し込まれるバッティングが目立つようになる。

 

終盤8回~9回

 

8回の宮城の投球だが、完璧だったコントロールに狂いが生じ始める。

ボールが高めに抜けはじめ、ピッチングに疲労感が見えるようになった。

そして、1死から西浦を四球で出してしまう。

坂口は切り抜けるが、塩見に低めのボールをレフトに打たれて

2死1,2塁のピンチ。

ここで迎えたのは2番青木。

青木に詰まりながら、ライトにポテンヒットを打たれ、先制を許してしまう。

ここで宮城は降板、ピッチャー吉田に交代した。

結果論かもしれないが、この交代は一手遅かったようにも思えた。

 

たしかに次の山田からは右打者になるので、青木までで

交代とオリックス首脳陣は考えていたかもしれないが、

この日を一点差勝負と考えるなら、ワンポイントでも良いので

青木のところでリリーフを送るべきではないかと思った。

 

裏の攻撃では、オリックスも四球で一死一塁のチャンスを

作ったが、高橋のストレートの威力は健在で、

変化球のコントロールも序盤とは違いまとまっており、

福田、宗が凡打に抑え込まれた。

 

9回表、オリックスはCSで調子の良かったバルガスをマウンドへ。

しかし、5番のサンタナに四球。中村に2塁へ送られ、

7番オスナにタイムリーヒットを打たれてしまう。

バルガスはボールに勢いはあったが、かなりコントロールは不安定であり、

そこをヤクルト打線に付け込まれた形となった。

1点差勝負の試合でコントロールの悪いバルガス投入、

そして2アウトでオスナにリリーフを出さないなど、

オリックス打線のリリーフ陣は層が薄いのか?

と疑問の残る采配と結果だった。

 

9回裏は高橋が続投。

吉田がやや詰まり気味のライナーに抑えられ、

以降はあっさり杉本、代打ジョーンズと凡退。

高橋はプロ初完投勝利を日本シリーズで挙げた。

 

試合後感想と今後の展望

 

序盤は宮城が完璧なピッチングを披露しており、

前半にオリックス打線が高橋から1点でも取れれば違った展開になっていたと思われる。

しかし、高橋と中村のバッテリーに交わされてしまい、

後半宮城のスタミナ切れに付け込まれる形で失点。

以後は高橋のピッチングの勢いに抑え込まれてしまった。

オリックス打線は序盤からもっと仕掛けていく必要があっただろう。

打線としてもあまり工夫が見られず、高橋対策が万全ではなかったようにも感じた。

 

ヤクルトは高橋の活躍で昨日の敗戦を取り返したが、

打線は本調子を取り戻したとはいえず、

特に山田に不振の傾向がみられるのが気がかり。

 

23日からは東京ドームでの試合となる。

部隊は打者優位の球場となり、ピッチャー陣も裏ローテの選手たちとなり、

これまでの2戦と違って打撃戦が予想される。

特にヤクルトは今後やや不安定な先発陣となるため、

早めに先発を降板させる展開も予想される。

そうなると、リリーフ陣の活躍もカギとなってくるだろう。

双方ともここまで主軸の活躍があまり見られなかったが、

主軸陣の長打にも3戦目以降は期待したいところだ。

オリックスは杉本、ラベロ、T-岡田

ヤクルトは塩見、山田、サンタナ

彼らは自慢の打棒が見られなかっただけに、

今後の起用法や調子に注目だ。

 

それではみなさん、良き野球ライフを!

DAZN

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