最近仕事が忙しかったことや、贔屓の調子が悪くて見ていられなかったこともあり、
じっくりプロ野球を見る機会がなかった。
しかし、今年暗黒期動画で調べていたオリックスが日本シリーズに出たこともあり、
オリックスとヤクルトの日本シリーズをテレビじっくり見てみることにした。
本日の試合はNHKBSの中継で観戦した。
詳しい試合内容結果はこちら⇩
スポーツナビ オリックス×ヤクルト
https://baseball.yahoo.co.jp/npb/game/2021000975/top
最終スコア
オリックス 4x-3 ヤクルト
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 3 | 9 | 0 |
オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3X | 4 | 10 | 1 |
試合感想と考察
見ていて純粋に面白いと言える試合だった。
序盤は投手戦だが、双方のチームが投手に対応していたし、
試合の流れが二転三転し、どんな展開が待っているのかワクワクした。
去年までの一方的な力の差のあるシリーズでなく、
双方互角の力をもった同士のチームの戦いだったと言える。
序盤~中盤6回まで
序盤は山本と奥川による投手戦であったが、
奥川はいつ失点してもおかしくない不安定な立ち上がり。
杉本、吉田の当たりが正面に飛ぶなど、ヤクルト守備陣の好守とポジショニングに
助けられる一面も多く見られた。(特に2回裏、ライト宮本のダイビングキャッチ)
さらに奥川自慢の直球勝負でオリックス打線を封じた。
特に、5回裏は吉田の当たりをセンターフェンスギリギリのフライに押し込んだ。
一方の山本は万全の立ち上がり、
と思いきや、ヤクルト打線はきっちり対策を練ってきた。
センター返しを徹底し、、山本から粘って球数を投げさせ、
三振はとられても、山本に思い通りの投球をさせなかった。
その効果はついに実り、6回に中村のタイムリーで先制。
6回112球、ビハインド局面で山本を降板させることに成功した。
7回裏~8回裏
7回裏、ついに奥川がモヤにソロHRを浴びてしまう。
これは解説(宮本慎也さん?)も話していたが、
ここでモヤを代打で出したのは巧い采配だった。
ボールは外角高めのすっぽ抜けスライダー。
モヤのような長身で腕の長い打者でなければ、ライトスタンドに運べないボールだった。
しかし、8回はオリックスのセットアッパー、ヒギンズが乱調。
全体的にボールが高めで、
その低めのチェンジアップを村上にすくわれ、バックスクリーンへの2ランHR。
11月やや不調気味だった村上を起こすHRを打たれてしまい、
セットアッパーのヒギンズも打たれてしまうオリックスには辛い展開。
8回裏は対照的に、ヤクルトの清水がピンチの芽を摘むピッチング。
これで勝負あったか、と思った矢先であった。
9回裏
マクガフはコントロール乱調気味で、
フルカウントから紅林にヒットを打たれ、ノーアウトのランナーを出してしまう。
さらに次のジョーンズに四球を与えてしまう。
後から考えると、この四球は非常に痛かった。
ジョーンズは若いカウントから低めのボール球に手を出しており、
きちんとストライクゾーン低めに投げられれば、
ゴロや三振の可能性もあっただけに惜しまれる。
そして次の福田の打席では、2球目の福田の三塁側へのバントを
マクガフが無理に3塁に投げてしまい、オールセーフで
まさかのノーアウト満塁のピンチに。
以前も無人の1塁に投球するなど、咄嗟の状況判断に
難のあるマクガフだったが、致命的な場面でのミスとなってしまった。
以降は完全にオリックスペース。
宗、吉田にセンター返しのバッティングをされ、
1アウトも取れずにサヨナラ負けとなった。
オリックスは最後まであきらめない前向きな姿勢で
勝ち取ったサヨナラ勝ちとなった。
マクガフは東京五輪アメリカ代表での日本戦で同点に追いつかれるなど、
やや不安定なところがあったが、
最悪の場面でそれが露呈してしまった。
試合後感想と今後の展望
ヤクルトはチーム全体で山本攻略といえなくとも、
球数を投げさせ、ビハインド局面で降板させることに成功。
さらにセットアッパーから4番の一発で勝ち越すという理想的展開だったが、
コツコツ積み上げた勝利をマクガフがすべて台無しにしてしまった。
不安が残るものの、以後も抑えはマクガフから動かしようがないだろう。
オリックスは山本を打線が援護できず、
4番杉本がノーヒットに抑え込まれ、セットアッパーのヒギンズが打ち込まれる
という誤算があったもの、最後まで諦めない姿勢で勝ちをもぎ取った。
非常に勢いに乗れる勝利となった。
勝ちはつかなかったが、オリックスはエース山本の試合で勝利することができた。
懸念は打線でノーヒットだった杉本、Tー岡田、ラベロ。
杉本、T-岡田が復調するかは、次戦以降大きなカギを握りそうだ。
一方のヤクルトは奥川で勝利できず、
抑えのマクガフへの信頼が揺らぐショックな敗戦となった。
光明は不振だった村上に一発が出て、レギュラー陣にヒットが1本ずつ出ていること。
先発に不安を抱え、抑えのマクガフへの信頼の揺らぐ現状では、
ヤクルトはもっとオリックス先発陣を打ち込んでいく必要があるだろう。
明日の先発予想は
オリックス宮城とヤクルト高橋奎二
若き投手たちのピッチングと、それに対抗する両打線の対応が楽しみだ。
ちなみに明日以降もブログに書いていくかは未定です。
じっくり観戦できたら投稿します。
それではみなさん、良き野球ライフを!