プロ野球球場紹介

ちゅ~るスタジアム清水(清水庵原球場)アクセス・チケット料金

 

今回は、2024年度からプロ野球2軍に参加した新球団、「くふうハヤテベンチャーズ静岡」の新本拠地である「ちゅ~るスタジアム清水」の球場をご紹介します。

※記事作成日:2024年6月16日 情報は更新される可能性があります。

(写真撮影および球場来訪日:2024年6月13日)

 

ちゅ~るスタジアム清水概要

球場の広さ:両翼100m  中堅122m

グラウンド 内野:クレー舗装 外野:天然芝

ナイター照明:あり

収容人数:10,000人 (内野4,000人、外野芝生6,000人)

※くふうハヤテ試合開催時は外野未開放 

 

スコアボード:磁気反転式

所在地:静岡県静岡市清水区庵原町3000

歴史と特徴

清水庵原球場は、静岡市清水区での初の野球場として建設されました。近隣にある草薙球場は静岡県営だったこともあり、新たに球場を建設することになりました。

プロ野球開催可の収容3万人規模の野球場が作られる構想もあったものの、結果的に収容1万人程度のアマチュア試合開催可能規模に落着きました。

2005年7月にこけら落としが行われ、2007年には初のイースタンリーグ公式戦が開催されました。

そして2023年9月、NPB二軍新球団「くふうハヤテベンチャーズ静岡」の参加が内定。その本拠地として本球場が選ばれました。

静岡市は同球場の改修と維持管理費に充てるための球場名の命名権販売を行い、結果市内のいなば食品の応募があり、同社のペット用おやつブランドの「ちゅ~る」にちなみ、「ちゅ~るスタジアム清水」という名称に変更されました。

 

ちゅ~るスタジアム清水 アクセス

清水駅からのアクセス

シャトルバス

ちゅ~るスタジアム清水へは、清水駅からくふうハヤテ試合開催時にシャトルバスが出ており、1~2台のバスが駅と球場を往復しています。

まず清水駅改札を出ると、このような看板が出ています。

看板に従い、東口方面へ向かい、エスカレーターを下ります。

階段を下りて左側がシャトルバス乗り場となっています。

 

このシャトルバスは無料で利用することができ、球場までは約15分で到着します。

 

ただし、平日一部開催日はシャトルバスが運行していない日も見られるため、くふうハヤテHPで運行状況を確認しておきましょう。

くふうハヤテベンチャーズ静岡 オフィシャルHP

運行状況は「NEWS」の欄から確認できます。

画像引用:くふうハヤテベンチャーズHP

 

注意!帰りのシャトルバス乗車について

帰りのシャトルバスは写真の通り、利用者が多数乗り場に詰めかけます。しかし、運行しているバスの台数は1~2台ほどしかなく、満員になってしまうとバスが戻ってくるまで待たされることになります。

一度バスが行ってしまうと、戻ってくるまで30分程度バス乗り場で待つことになります。場合によっては路線バスの停留所(後述)まで歩く方が早い場合もあるかもしれません。

 

路線バス

シャトルバスが運行していない、平日一部開催日に公共交通機関で来場される方は、路線バスで来場することも可能です。

路線バスで来場の際は、シャトルバスと逆側の清水駅西口から駅を出ます。

階段を下りると、駅のバスターミナルに出ます。

球場行きバスは1番乗り場です。

駅を出たら右へ進み、ロータリーに沿って進みます。

こちらの1番出口から、乗車できます。

球場まで行くバスは静鉄バス「庵原線」になります。

しかし、バスの本数がかなり少ないため、時刻表は必ずチェックしてから来場しましょう。

約20分で清水庵原球場入口の停留所に到着します。

料金は270円です。

バス停を降車後、次の交差点まで道路を直進します。

こちらの交差点を左に曲がります。

左に曲がると、丘の上に球場が見えてきます。

信号を渡り、この前の坂道をずっと上っていくと球場に到着します。

 

最寄りではないバス停について

また、最寄りではありませんが、静鉄バスの「清水厚生病院経由 静鉄車庫線」の「JAグリーンセンター」のバス停から徒歩で球場まで向かうこともできます。

また、こちらの「清水厚生病院経由 静鉄車庫線」のほうが前述の「庵原線」より少しバス本数が多いため、乗車時間を合わせやすくなっています。

ただし、最寄りではないため、ちゅ~るスタジアムまでは20分以上歩く必要があるのはご了承ください。

徒歩のルートはコチラ↓にご用意したのでご参照ください。

JAグリーンセンター(バス停)→ちゅ~るスタジアム清水 徒歩ルート Googleマップ

 

無料駐車場

駐車場は第二球場が臨時駐車場として解放されます。球場前の駐車場はファールボール落下の危険があるため基本利用されず、臨時駐車場(360台まで可能)へ案内されることになります。

駐車料金は無料となっています。

 

球場施設・座席紹介

 

1.当日券販売所(チケット料金)

まず球場前の入口にてチケットを購入してから入場します。

入場料は大人1500円、子供1,000円、バックネット裏正面のS席だけは追加で1,000円の支払いが必要となっています。

また、球場でのビン・カン類の持ち込みは禁止となっており、入場口で廃棄することになります。現在は入場口での紙コップなどへの飲料移し替えサービスは行っていないので、ビン・カンに入った飲料はその場で飲み切るか廃棄するしかありません。

注意しましょう。

2.内野席

 

内野はバックネット裏正面の席を除き、全席自由席となっています。

バックネット裏の内野席は屋根がついており、日差しが避けられるようになっています。

日差しが避けられる屋根の下の座席は人気で、早めに座席が埋まってしまいます。屋根下の座席に座りたい方は、早めに来場して座席を確保するようにしましょう。

座席はすべて簡素な座席で、ドリンクホルダーすらありません。

飲み物や荷物の置き場所には注意しましょう。

 

3.内野S席

内野S席は、入場券に+1000円支払うことで利用することができる座席です。

バックネット裏中央、通路より前方の座席2ブロックが該当します。

内野S席の場所は画像のように白ポールとチェーンで他座席と区切られています。

S席近くのスタッフにチケットを見せてから利用できます。

普段はチケット代が割高なため利用者が少ないのですが、この日は人気の巨人戦ということもあり席が多く埋まっていました。

4.飲食売り場

ちゅ~るスタジアム清水は飲食店が充実しています。こちらをご紹介します。

静岡おでんひので

こちらの店舗では静岡おでんとおでんの汁で炊いたおにぎり、フランクフルト、かき氷、ビールなどが販売されています。

写真は静岡おでん700円です。

 

富士宮焼きそば・唐揚げ

こちらではからあげ・富士宮焼きそばが販売されています。

5.キッチンカー

ちゅ~るスタジアム清水はキッチンカーが多数出店しているのも魅力。

この日も焼きそば・ケバブ・焼き鳥・チュロスなど様々なキッチンカーが出店していました。

試合日に出店される店舗は、日によって異なります。

公式HPのNEWS欄「開催情報」から事前に出店される店舗を確認することができます。

6.グッズショップ

くふうハヤテのグッズが多数取り揃えられています。ユニフォーム・帽子が揃っています。

 

チケット取得方法・料金

チケットは当日券のみで、ネット販売などは一切行っていません。

上記画像通り、大人1,500円、小中学生が1,000円です。

前述のバックネット裏S席は当日券+1,000円必要になります。

支払いは現金とクレジットカードのみ。

カードは一応利用できますが、面倒な手続きが必要とのことでした。現金を用意しておくことをお勧めします。

 

ちゅ~るスタジアム清水 総合評価

ちゅ~るスタジアム清水 5段階評価

 アクセス    ★★★★☆

 観戦環境    ★★★★★

 料金・サービス ★★★☆☆

(★評価は今後の投稿者による他球場来訪で変更する場合があります。)

 

アクセスは清水から無料のシャトルバスが出ているのが非常に有難いです。もしこれがない日だと★2つまで下げないといけないかもしれません。

新東名高速のICに近いこともあり、車でもアクセスしやすい立地だと言えるでしょう。

環境は地方球場にしては珍しく屋根のある球場で、追加料金なしで屋根下の観戦ができるのは好印象です。2005年会場と比較的新しい球場のため、トイレや設備に老朽化が見られないのも良い点です。

サービスはキッチンカー・豊富な飲食店などが目玉で、これを目当てに来場する価値があります。

一方で、球場でのイベントは少なく、勝利時のヒーローインタビュー・試合終了後の選手によるお見送りなどは行われているようですが、それ以外の目ぼしいイベントはありません。

くふうハヤテベンチャーズ静岡は2軍のみの球団であり、もう少し来場者向けのファンサービスがあっても良いのではないかと思います。

球場に多くの観客が詰めかけ、店舗や送迎シャトルバスなどの地域の後押しが見られる反面、くふうハヤテベンチャーズ静岡の球団の運営能力はやや物足りなく感じます。

不満点を挙げると、チーム・選手などの情報をブログ・SNSなどで発信していないため、所属している選手の情報・近況がよくわからない点は勿体ないと思います。

また、試合では投手事情が苦しいのか、一方的に打ち込まれて大量失点してしまう日が多く、来場しているファンをがっかりさせてしまうことが少なくありません。

こうした戦力面・ファンサービスの課題を徐々に改善し、応援・協力してくれている地域の人々へ恩返しするような運営をしてくれることを球団に望みます。

球場の立地・飲食店などは充実しているので、ポテンシャルは感じる球場だと思うので、球団・チームにはもっと頑張ってほしいと思います。

 

それでは、良き野球ライフを!

DAZN

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