今回は読売ジャイアンツの2軍本拠地。読売ジャイアンツ球場をご紹介します。
2025年開業予定の新球場についてもお知らせいたします。
(写真撮影日および球場来訪日:2022年5月4日)
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読売ジャイアンツ球場 概要
球場の広さ:両翼97.6m 中堅121.9m
(東京ドームと中堅から左右中間まではほぼ同じ、両翼は狭い。
全体的に狭めの球場。)
グラウンド 内野:クレー舗装 外野:天然芝
ナイター照明:あり
収容人数:4,000人(席数は3,683席)
スコアボード:磁気反転式
所在地:神奈川県川崎市多摩区菅仙谷4丁目1−1
歴史と特徴
巨人はかつて、東京と大田区多摩川河川敷にあった「巨人軍多摩川グラウンド」を使用していました。しかし、雨天時の使用が困難になるなど、次第に施設の不備が指摘されるようになりました。
そこで球団は、より充実した練習環境を整えるべく、整備が進められ、1985年秋までに球場が完成。1986年から、イースタンリーグ公式戦の巨人主催試合はこのジャイアンツ球場で開催されるようになりました。
2011年3月にはナイター設備が完成。夏季には、16時開催の薄暮ナイターも開催されるようになりました。
2020年オフ、G球場リニューアル
2020年オフにリニューアル工事が行われ、バックネット裏の観客席に「屋根付きシート」が新設され、背もたれやひじ掛け、ドリンクホルダーのついた「SS席」「S席」が用意されました。
同時にスコアボードもフルカラーLED画面となり、静止画や流動メッセージ、選手の紹介動画も上映されるようになりました。
2025年開業予定 新ジャイアンツ球場について
画像引用元:「TOKYO GIANTS TOWN」構想について ―国内初、球場と水族館が一体化したスポーツとエンターテインメントの融合―
読売巨人軍は、2023年1月25日。「TOKYO GIANTS TOWN」構想を発表しました。
よみうりランド遊園地に隣接して建設され、既存の読売ジャイアンツ球場(以下G球場)の西方に位置し、所在は東京都稲城市になります。
新球場は、かつての多摩川グラウンドを彷彿させるような気軽な交流の場をコンセプトに建設される模様です。
イメージ画像を見ると、いわゆるエキサイトシートのようなせり出した内野席が1・3塁側に設置されており、外野は中間から左翼まで、天然芝の上で観戦ができるような様子が伺えます。
両翼は100m,中堅122mと既存のジャイアンツ球場よりも広大で、東京ドームとほぼ同等(右左中間はドームのように狭くないが、フェンスはドームより低くなりそう)の広さの球場となりそうです。
レフトスタンドの後方には、よみうりランドが手がける水中回廊を備えた本格的な水族館を併設されるとのことです。芝生席が広がる外野席から、コンコースを通ってすぐ水族館へ行くことができ、国内初となる水族館一体型の球場となるようです。
新球場は 2025年3月。水族館も併せたグランドオープンは2026年度中とリリースされています。旧G球場のグラウンドは、新球場誕生後は三軍専用球場として活用される見込みです。
読売ジャイアンツ球場 アクセス
京王よみうりランド駅からのアクセス
読売ジャイアンツ球場は、京王相模原線「京王よみうりランド」が最寄り駅です。低車種別は各駅停車・快速・区間急行。それ以外の急行・特急は停止しないので注意が必要です。
※小田急小田原線「読売ランド前駅」からは徒歩だとかなり遠く、G球場へ直通のシャトルバスも出ていないのでお勧めしません。
G球場へ向かうには、改札を出て左に向かいます。ですが、右に曲がって少し下りるとローソン・スリーエフのお店があります。球場内の売店は混雑して並ぶので、ここで昼食やお菓子・飲料を買っていくのも良いでしょう。
南口からはシャトルバスに乗車し、ジャイアンツ球場まで行くこともできます。
遊歩道「巨人への道」
足腰に自信のある方は、「巨人への道」と名付けられた283段の遊歩道を登って、球場まで行くことができます。
京王よみうりランド駅南口ロータリーから、赤い矢印で書かれた(画像中央部)「ゴンドラ乗り場」方面に上ります。
遊歩道は距離200m、高低差約30mのちょっとした登山道になっています。
運動不足解消には持って来いの場所です。
遊歩道を登り終わると、ジャイアンツ球場はすぐそこです。
車でのアクセス
車でのアクセスの方は、ジャイアンツ球場横の立体駐車場が利用できます。
料金は後払い方式の30分300円(当日最大1500円)となっています。
土日祝は、5回裏終了時までに入庫した場合は、先払いで1,000円となっています。
球場施設・座席紹介
入場口(チケット確認)
入り口前のテントでは(上部画像のオレンジのテント)、チケットの確認と検温・手荷物の確認が行われます。
現在の入場券は電子チケットのみとなっています。
屋根付きシート
リニューアル工事により、2021年にできた新座席。
屋根がついたことで、夏の強い日差しを避けられるようになりました。
座席も背もたれと厚みがあって座りやすく、ドリンクホルダーがついています。
料金も平日2000円、土日祝2500円とそこまで高額でないのも利用しやすいポイントです。
SS席/S席
SS席とS席は、屋根なしではあるが、ゆったりとした座席で楽しめます。
ホームベースに近い方から、SS席、S席となっています。
跳ね上げ式なので夏の日差しでも熱くなりにくいのもポイントです。
内野指定席・内野自由席
内野指定席・内野自由席の座席です。
夏場は日差しで熱くなるので注意です。
外野自由席
土日祝のみ解放されるライト側の外野自由席。
長椅子のみと簡素な作りとなっています。
球場内売店
球場内にある売店。お酒・ジュースの他、焼きそばやフライドポテト・フランクフルト・スナック菓子などの飲食物の販売が行われています。
ただし、休日などは非常に混雑し、長蛇の列ができるため、試合前に購入するか、事前に持ち込んでおくことをオススメします。
イベントスペース
入場口の左手には芝生のイベントスペースが設けられています。
キッチンカーでの料理の販売・子ども用のアスレチックなどが設置されています。
期間限定の料理メニューが販売されているため、違う時期により様々な料理の提供を楽しむことができます。ちょっと変わったランチ・スイーツ・ドリンクの提供が行われているので、一度覗いてみると良いでしょう。
チケット予約方法・料金
チケット購入方法
2023年現在、ジャイアンツ球場のチケット購入方法はネットのみで、球場での販売は行っていません。さらに、現在の入場券は、スマートフォンを使った電子チケットのみとなっています。
購入は以下のサイトから行うことができます。
クラブジャイアンツ
https://w1.orange.onlineticket.jp/sf/giants-ticket/web/cg-eastern?_bdld=mo2gm.oqGhNdq.1678003991
読売ジャイアンツ公式ファンクラブ(CLUB GIANTS)向けのチケット予約サイト。
クラブ会員限定で、先着先行予約サービスや、イースタンリーグ公式戦来場で貯まるポイント制度などがあります。
貯めたポイントは限定グッズとの交換が可能です。
イープラス
https://eplus.jp/sf/detail/3307070001
読売ジャイアンツ球場:総評
アクセス ★★★★☆
観戦環境 ★★★★★
料金・サービス ★★★★★
(★評価は今後の投稿者による他球場来訪で変更する場合があります。)
アクセス以外満点評価としました。
チケット料金によって、少し高めでも快適な背もたれのあるシートや、日陰のある屋根付きシートにするか、料金の安い内・外野自由席にするかを選択できるのが大きなポイントです。
ファンクラブ会員限定ではありますが、土休日には選手との記念撮影や打撃練習の見学なども行われています。
スタジアムグルメも売店だけでなく、日替わりのキッチンカーが用意されており、選択の幅が広いのも大きな特徴です。(ただし休日は並ばなければならないこともあります。)
アクセスもやや電車で「京王よみうりランド駅」に行きにくさはあるものの、駅前からジャイアンツ球場直通のバスがピストン輸送を行っており、道に迷うということはないでしょう。
二軍球場とは思えないほど多くの人手で賑わいます。そのため、土休日は売店やトイレなどが混雑するため、逆にその人手の多さが玉に瑕となるかもしれません。
このクオリティを超えるであろう、2025年開業の新ジャイアンツ球場へも期待が高まります。
それでは!良き野球ライフを!